若
わかさ まさき|株式会社ウイングワン/医業承継士・認定開業コンサルタント
元美容クリニック統括事務長がおこなう開業支援業界経験28年の知見で、
先生の「理想」を現実へ。
物件・内装・機材から資金調達、広告・組織づくり。開業の実務を知り尽くした経験とネットワークを、先生の御開業にお役立てください。
LINEで若狹さんに相談する受付カウンセラーから統括事務長まで、自由診療の現場を約19年歩んできた実務家です。大手自費クリニックグループでの開院業務、保険診療部門の開設、美容外科部門の立ち上げ・統括を経て独立。新たに立ち上げた美容外科クリニックでは事務長として約11年、最大で全国6院を同時に統括するなど、延べ8院の開院・運営に事務長として携わってきました。
現在は株式会社ウイングワン(法人17期目)として、開業支援・自費診療導入・運営トラブル解決から、譲渡承継・閉院サポートまでを一貫して支援。日本医院開業コンサルタント協会 認定コンサルタント、医業承継士(医療機関M&A)を取得。高度管理医療機器の販売・賃貸認可および古物商許可により中古医療機器の売買にも対応します。医業承継士協会や美容医療総合カウンセラー協会での登壇も重ねながら、自らを「開業職人」と任じ、開業までの実務に全力で伴走します。
物件選定・内装・機材手配から広告・組織づくりまで、開業のプロの事務長として実務レベルで伴走します。
保険診療クリニックへの自費メニュー導入を、機器選定の見極めから運用設計まで支援します。
医業承継士として、クリニックの譲渡・承継、居抜きでの開業、閉院サポートまで対応します。
面倒な閉院作業・難解な閉院手続きなど、ワンストップでサポートいたします。
※コンサルティング実績は株式会社ウイングワンの公表情報(wing-one.jp)にもとづく記載です。最新の情報は当社のWEBサイトをご参照ください。
失敗しないクリニック作りをモットーとし、リスクを一つずつ潰して“負けにくい”土台をつくること。物件・内装・機材から広告・組織づくりまで、実務レベルで並走することを大切にしています。
取材の合間にも、若狹さんは開業支援の“本音”を惜しみなく語ってくれました。記事本編に収まりきらなかった、若狹さんの流儀をご紹介します。
若狹さんは自らを「開業職人」と呼びます。開業までは物件から事業計画、組織づくりまで全力で伴走しますが、開院した月の末で契約が切れるように設計し、以降は費用も受け取らず一切関わらないといいます。「開院してからは先生の努力です。そこに私は関わりません」。突き放すようでいて、その裏には「開業のプロとして、負けづらく勝ちやすいクリニックをつくる」という約束があります。成功そのものは約束しない——それを最初にはっきり伝えたうえで、「きちんと説明したうえで“お願いします”と言ってくださった先生としか契約しません」。
オファーをお断りすることも「たくさんあります」と若狹さん。成功する確率が低いと判断すれば、先生のためにこそお断りするといいます。「私の言うことだけ聞いていればいい」というスタンスの先生とも、人生を二人三脚で歩めない先生とも、お仕事はしません。開業ありきで走り出そうとする先生には、耳の痛い現実もストレートに伝えます。「後で“あの人のせいで失敗した”と言われるのが一番嫌なんです。だから最初に、正直に全部お話しします」。
数多くの開業を見てきた若狹さんが、成否を分ける最大の共通点として挙げるのが「理念とコンセプト(ブランディング)」の有無です。「魚屋さんなら魚を売ればいい。そこでケーキや雑貨まで売ろうとするから失敗するんです」。“何屋”かを決めきれず、たるみ専門と掲げながら美肌や脱毛にも手を広げてしまう——そんなクリニックほど、つまずきやすいといいます。
若狹さんいわく、テナントや機械を先に決めてしまい、そこから逆走するのが失敗の典型。「“何屋か”→“いくら欲しいか”→“ベッドは何台必要か”→“看護師は何人か”」と逆算して初めて、初期費用とランニングコストが見え、事業計画ができ、そのうえでテナントを探す。順番が逆になるから、コンセプトの定まらないクリニックが出来上がってしまうのだと語ります。
先生が「こんな厳しいなら開業しないほうが…」と思うくらい、事業計画をシビアにドライに作るのが若狹さん流。それでも、数年後にはこれだけ伸びる——という道筋まで描きます。厳しい数字を正面から受け止め、「しっかりと頑張ります!」と腹をくくった先生ほど、結果もついてくるといいます。
「年齢的にもプレイヤーはもうあと何年も出来ませんよ」と笑う若狹さん。これからは、開業支援の実務を体系立てて伝えていきたいといいます。例えば、テナントの冷媒管や排水溝の位置の見方、銀行対応で用意すべき書類の順番など——コンサルに頼らずとも先生自身が判断できる“本当に使える”知識を、セミナーや書籍で届ける構想を温めています。「同業の開業支援に携わる人たちにも、きちんとした知識を身につけてほしい」。現場を歩いてきた職人だからこそ描ける、次の一手です。
※本コーナーは取材時の会話をもとに、ドカリー編集部が再構成したものです。