「電子カルテを導入したいけれど、どれを選べばいいかわからない」——保険診療クリニックを開業・運営する医師から最もよく聞かれる悩みのひとつです。
保険診療向けの電子カルテは市場に多く出回っていますが、レセコン形態(医事一体型/ORCA連動型)・オンライン資格確認・電子処方箋・診療報酬改定への追従といった独自論点が絡み、料金表だけでは比較しきれません。サポート体制や診療科別の使い勝手も大きな差別化要因です。
本記事では、クリニック専門メディア「ドクサポ」が厳選した保険診療向け6サービスを、料金・実績・サポート・連携・診療科対応の観点から徹底比較します。
| サービス名 | 運営会社 | 初期費用 | 月額費用目安 | ORCA連携 | 予約・問診 | 電子処方箋 | サポート | 向いているクリニック |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CLINICSカルテ | 株式会社メドレー | 60〜100万円 | 4万円 | ◎内包 | ◎標準搭載 | ◎ | ◎ | 開業・乗り換えともに検討しやすい全般 |
| Medicom クラウドカルテ | ウィーメックス株式会社 | 要問合せ | 要問合せ | ◎医事一体 | ◎ | ◎ | ◎174拠点 | 安定・信頼重視のベテラン院長 |
| MAPs for CLINIC | 株式会社EMシステムズ | 無料 | 2万円〜 | ◎連動 | ◎LINE連携 | ○ | ○ | 新規開業でコストを抑えたい |
| エムスリーデジカル | エムスリーデジカル株式会社 | 要問合せ | 要問合せ | ○ | ○ | ◎ | ◎自動更新 | どこからもアクセス・移動診療 |
| CLIUS | 株式会社DONUTS | 要問合せ | 要問合せ | ◎連動 | ○ | ○ | ○ | 保険+自費の併用・コスパ重視 |
| Henry | 株式会社ヘンリー | 要問合せ | 要問合せ | ◎医事一体 | ○ | ◎ | ◎自動更新 | クラウドで自動アップデート重視 |
メドレーが提供するクラウド型電子カルテ。日医標準レセプトソフト「ORCA」を内包し、受付・診察・会計・レセプト業務をシームレスに一元管理。予約・WEB問診・オンライン診療・キャッシュレス決済まで同一画面で完結。AI要約・SOAP自動生成機能(順次実装)も搭載し、ORCA内包型で保険請求業務の信頼性が高い。
ウィーメックス(旧PHC・メディコム)が2025年4月に正式提供開始した完全クラウド型・医事一体型電子カルテ。50年以上のレセコン開発実績と累計22万台超の導入実績を持つ。AI自動算定機能で算定漏れを防止。全国174拠点のサポート体制が充実。診療所向け電子カルテで高いシェア。
EMシステムズが提供するクラウド型・ORCA連動電子カルテ。初期費用0円・月額2万円〜という業界最安値クラスで、新規開業クリニックに圧倒的支持。Web予約・LINE問診・AI自動算定を標準搭載し、3件のレビューで全体満足度3.7と評価も高い。
エムスリーグループのクラウド型電子カルテ。場所を選ばずどのPC・タブレットからもアクセスでき、訪問診療・複数院運営にも適合。診療報酬改定への自動アップデートでメンテナンスフリー。エムスリーグループならではの医療情報ネットワークとの連携も強み。
DONUTSが提供するクラウド型電子カルテ。ORCA連動型で保険診療をベースに、自費診療メニューも同じカルテで一元管理できる柔軟性が特徴。同社のジョブカン製品群(勤怠・経費)との連携も可能で、クリニック経営を周辺サービス含めて支援。
株式会社ヘンリーが提供する新興のクラウド型・医事一体電子カルテ。シンプルで現代的なUIと診療報酬改定への自動追従が特徴。新規開業で「最新のクラウド型を導入したい」というクリニックに選ばれている。